2009-11-29

新そばを食べる会


本日日頃お世話になっている古民家レストラン「典座」の坂本さん宅にて新そばを食べてきました。TenChoは混雑を避けて遅めに行きましたが、すでに7、80名ほど来ていたそうで、ちょっと前までとても忙しかったようです。それにしても坂本さんの顔の広さには毎回驚かされます。

出てきた新そばはとても美味しかったです。能登牛の牛すじ煮もとろとろで絶品。ついついあまりの美味しさにがつがつと一気に食べてしまい、ゆっくり味う事を忘れてしまいました。


食後に旦那さんと珠洲焼きの作業小屋へ。初めて見た珠洲焼きの作業小屋はとても興味深かったです。制作中の器など見せていただき、珠洲焼きの難しさなどお話いただきました。


2009-11-25

いざ、金沢へ!

今日は一日営業に行ってきました。行き先は金沢。能登有料道路を突っ走ると、珠洲から2時間半くらいのドライブです。金沢に着くと、おお都会って感じですね。

今回は石川県の食材を県内の飲食業者さんに紹介する懇談会に「大浜大豆地豆腐」を持参して、参加してきました。金沢駅近くのホテルの大広間で、石川県のいろいろな所から野菜や加工品を皆さん持参し、一生懸命PRしてました。いや、石川の各地で皆さんそれぞれ懸命にがんばっているのだとひしひしと感じる懇談会でした。中でも能登の食材に関心をもってくださる方々が多く、「能登ブランド」なるものの需要が確実に広がってきているのだと感じました。

交流施設狼煙のとなりのブースは輪島朝市で焼き栗を販売してる松尾栗園さん。昨年、まだ東京暮らしをしていたTenChoが農業研修のインターンシップで視察させていただいたのが松尾さんです。まさか、こんな形で再会するとは...おたがいびっくりでした(笑)

またブースの真裏は以前、交流施設狼煙にお越し頂いた農産工房「金沢大地」の井村さんがいました。ここでもまたびっくり。井村さんも自社で豆を生産し、お豆腐の加工もやられております。帰りに製造工程でおからの出ない栄養満点のお豆腐を頂きました。どうやって作ってるんだろう?

その他にも沢山の方々にお会いし、TenCho若干パニック状態に。帰りは金沢でぶらっと買い物でもと思ったのですが、この見覚えのある都会の景色、どうも落ち着きません...。で、真っ直ぐ帰宅。珠洲に着いたとたんに、すっごくホッとしました(笑)。


懇談会準備中。この後、会場は人だらけに....。

2009-11-20

黒豆豆乳のソフトクリームを作ってみた

TenCho....兼ねてからずっと気になっていた事があります。それは....、大浜大豆の黒豆豆乳を使ってソフトを作ったらどんな味になるのか?....っと言うこと。実際、黒豆の豆乳はコクと甘みが強くて、とってもクリーミィー。特に出来立ての熱々で飲むと甘みがじゅわぁ~っと口に広がるんです。

ということで、こりゃぁやっちまおう!って感じで作ってみた↓(笑)


 わくわくしながら一口食べてみると、思わず笑みがこぼれてしまいました。濃厚でいて甘さ控えめ、後味に黒豆の旨みが口に広がる.....絶品です^^

しばらく通常の豆乳ソフトはお休みし、期間限定で黒豆豆乳ソフトを販売してみることにしました。ぜひ多くのお客様に食べていただきたい一品に仕上がりました!

2009-11-19

通勤は癒しの空間


 通勤というと都会の人は苦痛の時間と思う方も多いと思います。実際TenChoは東京郊外の自宅から、都心の恵比寿の会社まで行くのに片道2時間の満員バス&電車通いの生活を送っていました。一日に勤務時間+通勤に4時間というのは、もうぐったりしてしまうわけです。しかも満員電車はまさに戦場、息もつけないくらいパンパンに詰められ、冬でもむんむんした空気と熱気で窓ガラスは曇るわで、気分を悪くする人も多いんですよ。こんな環境で日々過ごしていると、まるで誰だかわからない社会という女王アリのために、せっせと単純作業を繰り返す小さい歯車の働きアリのような気分になってきてしまいます。

ここ珠洲へ移住してからまず大きく変わったことは通勤です。車で自宅から会社に通う15分 は貴重な癒しの時間と空間へと変わりました。朝は毎日海沿いの道を車で走ります。こんなに毎日毎日海を眺めたのは初めてです。しかも、海の景色が天気や季節によってこんなにも違うものなのかと、毎日新しい発見にもめぐり合えるのです。帰りの夕日に包まれた帰り道も最高に美しい。海だけではなくオレンジ色に包まれた山も綺麗ですし、夏は田んぼの稲でさえ夕日に包まれると綺麗な光景になります。

自然の美しい光景に出会えるとそれだけで幸せな気持ちになれます。見るだけでなく深呼吸をして五感で感じるのも大切ですね。珠洲にはちいさな幸せがいっぱい転がっているんです。


今日は立山連峰がクッキリ見えました。画像はわかりやすいようにコントラストを上げてます。



珠洲から見る富山。意外と近い感じがしますね。

2009-11-14

ちょっとマックにでも....なんて出来ないんです(汗)




珠洲へ来てからというもの美味しいものだけを食べ、食に関しては贅沢ざんまいなTenChoですが、そんな環境にあるにも関わらずファストフードが恋しくなる時がまれにあります。で、ここ奥能登の先っちょ珠洲市には、ファストフードのお店はありません(泣)。車で1時間以上走って能登の付け根方面まで行けばあるかもしれませんが、そもそもファストフードのfast(早い)の意味はもう、この場合関係なくなってしまうわけで...。

米国ではファストフードをジャンクフードとよく呼びます。ジャンクフード、つまりガラクタな食べ物なんて呼ぶわけで、決して体によい食品ではないわけです。でも、なんでしょう、やっぱりたまには食べたくなってしまうんですね、人間ってやつは...。

TenChoが住んでいたアメリカはまさにジャンクフード天国。安くて、早くて、そしてうまい!最低週2回はお世話になっていました。あのでっかいバーガーをソースが垂れようがお構いなくかじり、合間にフレンチフライをほおばり、コークで流し込むわけです。あ~なんて高カロリ~。

そんな中でもアメリカの西海岸でちょっとヘルシー指向のハンバーガー屋さん(それでもカロリー高いと思いますが..)が「IN-N-OUT」。お店に入るとまず驚くのが、なんとバーガーの種類が3種類しかありません。それも全部至ってシンプル品揃え。でも、おいしんですよこれが!なというか手作りぽいバーガーでレタスとトマトが新鮮で「肉!」って感じじゃないバーガーなんですね、これが。あ~食べたい...。

もう一つ、TenChoが大のお気に入りが、メキシカンファストフードの「CHIPOTLE」。他のメキシカン系のお店よりちょっとお上品で店内もオシャレなんですが、ここのブリトー(トウモロコシの生地にライスや肉をいれたもの)、デカすぎてとても一人じゃ食べれないサイズなんです(マジでデカイです..)。でもこれすんごい美味しい!本場のブリトーの味とはぜんぜん違うのですが、日本人にも好まれる味付けがGOODです。トウモロコシの熱々生地にぱさぱさのライスと野菜、豆、肉、スパイシーソースが絶妙なハーモニー。エクストラトッピングでガカモレ(アボカドをつぶしたソース)をたっぷり入れると夢心地です。ああ、これも食べたい...。

と言うわけで、このようにたまにファストフードの妄想にかられてしまうTenCho...。田舎に暮らすからにはファストフードにはさよならしなくてはいけないようですね^^;

2009-11-10

きのこ狩り with 区長さん

早朝近所の区長さんから電話があり、「家までテクシーで来てくれ」と一言。TenCho「はぁ?タクシーですか?」「いやいや、テクシー!、てくてく歩いてくれば、テクシーなのっ!」と朝パラから親父ギャグ爆発で一気に目覚めました。

本日は区長さんとキノコ狩りの約束をしていました。さぁ人生初のキノコ狩り、いっぱい取れるでしょうか。


キノコ狩りは珠洲のとある場所(キノコ狩りの場所はみなさん秘密にしてるようです)。いざ探してみるとなかなか見つからないものです。しかも区長さんは道なき道をがんがん進んで行きます。今回のターゲットは「霜おこし」というキノコ。今が旬のキノコです。



この霜おこし、結構目をこらさないと見落としてしまいます。しかも、こんなヤブの中なのに誰かが既に取り尽くしたのか、なかなか見つかりません。



んでも、このように取り残しの霜おこしの群れを見つけると、思わずニンマリしてしまいます。キノコ狩りって楽し~



キノコを採るときはそ~っと取らないといけません。



初めてにしては大漁なのかも


午前中の数時間、区長さんと秋晴れの天気の中楽しくキノコ狩りをすることができました。その季節の旬の物を自分で取ってきて味わえる。これが、田舎暮らしの醍醐味ですね!

2009-11-08

珠洲で植林による環境保全



昨日11月7日大野製炭所代表の大野長一朗さんを中心とした、環境保全の為のクヌギの植林作業にボランティアとして参加してきました。総勢50名くらいでしょうか、市外からの参加者もたくさんいて、にぎやかな植林作業となりました。みなさん、意気揚々とはじめた植林作業ですが、いざ始めるととても重労働。植林の作業はまず、粘土質の硬い地面を50cmほど堀りそこへ肥料を入れクヌギの苗を入れます。その後に炭を混ぜた土で埋めて添え木すれば完了。単純作業ですが、参加者全員が汗だくになりながら植林をしていました。TenChoも久々に汗をいっぱいかき、最後はばてばて状態に。でも、TenChoも含め、みなさん気持ちのいい汗をかいたのだと思います。

自分で植えたクヌギが今後どう成長していくのか?これからとても楽しみです。

 
この穴を掘る作業が大変。


みなさんがんばりました。



--  番外 --

珠洲青年団の集いと新しい移住仲間

7日晩に珠洲青年団の全体集会に顔を出してきました。青年団?って都会に住む人達には謎だらけの集団です。田舎の方にはそういう組織があるのはなんとなくしていましたけど...。で、今回参加してみて、青年団の活動内容が把握できました。簡単に言うと、まず各地区ごとに青年団の組織があり、活動としては地域のボランティア活動、またその地域を盛り上げていく企画、イベントの主催などをやっているとのこと。青年とはどこまで?って事は、社会人~35歳までが青年団として活動できる年齢だそうです。しかし、近年、珠洲では若者の減少もあって青年団がなくなってしまった地域もあるそうなんです。そういうこともあって今回は各地区の青年団が集まり、珠洲を盛り上げていこう!というなんとも頼もしい集まりでした。いや、みんなすんごい熱いんですよ!

会合のあとはみんなで飲み会に~




今回新しく白山から珠洲へ移住した美和さんと一緒に青年団の集まりに参加しました。彼女はまだなんと20代です。星陵大学の地域活性活動を日置地区で長い間行い、珠洲の人々と接しているうちに珠洲が好きになり、最終的につい先日住民票まで移してやってきました。しかもこの日は彼女の記念すべき珠洲暮らし初日だったのです。

また一人仲間が増えて、なんだか珠洲って面白くなってきた^^


2009-11-06

ARIGATO !

以前、交流施設狼煙で海外研修生としてシンガポールから来ていたエリンさんから、本日みんなにギフトが届きました。突然のプレゼントにみんなびっくり。みんな喜んでいたよ~。また狼煙に来てね!


 We received your suprise gift today! Thank you so much !!
Everybody said " Kawaii !!" when they saw your gift ^^

2009-11-03

豆腐と職人



昨日からぐっと寒くなりました。朝家を出ると、みぞれのよな氷のようなものが空から降ってきてびっくり。通勤中にはグレーとホワイトの雲と、青空のコントラストが綺麗だったので、思わず車を止めその光景に見入ってしまいました。

今日は京都のお豆腐屋さん「久在屋」の東田社長が来るので道草はほどほどに、急いで出勤。準備をしてお待ちしていると、ご夫婦そろって来られました。今回東田さんが来られたのは前回伝授してくれた「やわらか木綿」と「からし豆腐」の最終チェックのため。実は前日にお食事をした際に出来たてのやわらか木綿を持参したのですが、「まずい!」といきなり言われてしまいました(泣)。まぁ、製法行程でTenChoがまったく勘違いしていた部分があったのが、すぐに判明したのですが...。

その食事会では、豆腐の技術うんぬんより「物作りとはどうあるべきか?」という豆腐職人の心構えについて教えていただきました。「まずい!」とのいきなりの先制パンチに意気消沈したTenChoでしたが、それはあえて東田さんがくれた「やさしさ」なのだとわかり、ただただ感謝せずにはいられません。そもそも職人の世界とはそんなに甘くはないのです。人を感動させるということはとても大変なことなんですね。

今日は製法行程を見直し、もう一度リベンジ。出来上がった豆腐を東田さんが試食、緊張の一瞬...。一言「うまいよ、コレ」とのお言葉。正直すごくほっとしました。うちの豆腐は大浜大豆を使用し、そしてこの大浜大豆は今後珠洲の一押しブランドになるかもしれない大事な物。そんな貴重な大豆を使っている以上恥ずかし物は作れませんから。やわらか木綿は通常の木綿とは製法、味ともにまったく違うお豆腐です。わかりやすく言うと外は木綿、中は絹な豆腐なんです。寒くなるこれからの時期には湯豆腐にぴったり。東田社長にOKをもらったこの「やわらか木綿」早くパッケージを決め商品化しなくては!