最近このブログの更新が滞ってきています。正直に言いうと、移住してから5年が過ぎ、自分の中では日々の出来事が「移住生活」ではなく、「日常の生活」に変わろうとしています。珠洲へ移住を考えた当初、移住体験を外へ発信している情報がなく、珠洲へ移住することが想像しづらいと思いました。そんな経験から、移住した際は「珠洲から」の情報を自分が発信しようと思い、このブログを初めました。
移住生活も自分の成長とともに、起伏がなくなり、落ち着いた生活へとシフトしていきます。しかし、これから移住を考えている人が一番欲しい情報とは、起伏の多いハプニングや、それを乗り越えた体験談ではないでしょうか。そういった飾らないリアルな体験記こそ、自分に当てはめた時、はたして自分なら大丈夫だろうか?そんなに甘くはないな、などと想像するのではないでしょうか。
上記のようないろいろな事を考えるうちに、5年近く書いたし、一旦このブログを辞めようかと思うようになりました。しかし、移住をした方、これからしたいと考えてる方から、「見てますよ」という言葉を最近でも聞くことだ多々有り、やはり簡単にやめてはいけないな、と感じています。
戦後の高度成長期が遠い昔の出来事とされ、人々の価値観はモノの豊かさから、ココロの豊かさにシフトしつつあります。交通と通信のインフラの発達は、土地と人の距離という感覚を変えてゆき、都会なら出来て、田舎だから出来無い、という今までの当たり前な考えを少しずつ変えてゆきます。
そんな世の中で、「田舎暮らし」はもっと見直されるべきなのではと思います。石川県は統計的に割り出された
幸福度ランキングで3位にもかかわらず、移住者対策が遅れ、実際に移住される人も、他の県にくらべまだまだ少ないのが現状です。しかし、来年の新幹線の開通を基に、もっと交流人口を増やそうという取り組みの中に、
「移住」というキーワードも入っているようで、若干ですが明るい兆しが見えてきました。
話が脱線したのですが、いろいろな世の中の動きがある中で、もう少しブログを続けてみようかと思ったわけです。能登は移住する場所として素晴らしい土地ですし、場所としての魅力はまだまだ伝えきれてない気がします。
今まで通り、なんでもない能登の日常をお伝えしつつ、移住希望者にも役立つような情報を、「これまでとこれから」をキーワードに「移住のココロエ」のラベルで、移住に関した事を、少しづつ発信していこうと思います。