2011-12-31

Life in Suzu 2011



初めて自分で仕事を作るという事をした

外との交流にたくさんの時間を費やし

能登の奥の深さを改めて再認識した

これからの自分の生き方が少しずつ形になってゆく

とても貴重な1年でした

すべての環境と、関わった人々に感謝しつつ

来年はもっともっと

自分の生き方と向あって...


 Life in Suzu 






2011-12-30

サファリで再会!

昨晩は赤坂へ行きエチオピアレストランで食事会


みんな揃ってから会話に出たのが
「あれ、なんでエチオピアレストランで食べることになったんだっけ?」
と言いだしっぺの幹事が衝撃の一言...

まぁ、大した理由はないようなもんですが...



東京の女性陣5名と名古屋から来たファミリー3名
能登をすっかり気に入ってもらえ
来年は能登で何をしようか画策中です。


「能登で何がやりたいですか?」
と聞いたら出るわ出るわいっぱいアイデアが...

という訳で、来年も忙しくなりそうです。

そして、楽しくもなりそうです。


2011-12-29

東京に来ています

今、東京にいます。実家へ里帰りです。普通と逆ですね。

私の場合は生まれ故郷の東京から能登へ来たので、年末に帰る実家は東京なのです。


今日は実家の町田から、都心部へ出かけます。サファリパークを一人探検する意気込みで、一回深呼吸をしてから出かけようと思います。

流行の最先端東京です(古いですね表現が...)最先端の町は見るだけで十分です。今は身も心も能登にしっかり置いてきてある感覚で東京にいます。


最先端より、伝統の方がとてもかっこいいと感じています。


今晩は以前ツアーに参加して頂いた皆様と東京で食事です。能登ファンになってくれた方々と、こうして東京でお会いし、繋がりが持てることに感謝です。

東京からも少しですが、ブログ記事をアップしてゆきます。


2011-12-23

里山里海SHOKUTAN 「なれずし」

先週にゆうか庵さんから「なれずしの桶を開けるから来ない?」と電話があったので、本日早速行って来ました。


お茶菓子に出てきた「日本柿のきなこかけ」にびっくり。激うま!すごい発想力!!
熟した柿にきなこが口の中で合わさってハーモニー。ゆうか庵のお父さんは子供の頃、コメの粉をふりかけて食べたそうです。それをゆうか庵のおかあさんがアレンジして、きなこに変えたそうです。

これ、ご家庭でも簡単に出来ます。じゅくじゅくな柿の苦手な私でもぺろりと食べてしまえます。


あらら、本題からズレました(汗)


ゆうか庵のおばあちゃんの、そのまたおばあちゃんの時代から、代々この「なれずし」を作っています。

なれずしは魚を発酵させた保存食。寿司の原型とも言われています。なれずしには大きく分けて二種類あって、浸け込み時間が短くコメと一緒に食べる「なまなれ」と、長期間漬け込んで、コメの乳酸発酵によって浸け込む「ほんなれ」にわかれます。

ゆうか庵で作っているなれずしは後者の「ほんなれ」になります。




このゆうか庵のなれずしは、アジ、コメ(ごはん)、唐辛子、木ノ芽、山椒、酢、塩水、で作ります。

麹は使わず、炊いたご飯を入れます。酢は樽に材料を入れるとき、ほんの少し手に馴染ませる程度使用します。全部素材を樽いっぱいに敷き詰めたら、最後に塩水を注ぎ込みます。塩水は梅雨時に一回だけ入れ替えます。漬け込み期間は3〜4ヶ月。それ以上漬け込むと深みがました味わいになるのだとか。

漬け込み方や、重し加減などで味が変わったりするそうで、柔らかすぎたり、匂いがきつすぎたりなど、作る人でなれずしの性格も変わるとのこと。

ここまで説明してなんですが、わたしはちょっと苦手系の味です。臭い系の珍味な味です。日本酒に会うので、お酒が好きな方は大好きな味ですね。

それにしても、魚が豊富な能登でなぜ、保存食のなれずしがあるのかちょっと不思議な感じもします。今より交通が不便な頃は、山側では魚が貴重だったからかもしれません。




能登にはまだまだ貴重な里山里海文化の中に伝わる食文化があります。ほんのちょっとだけそういったものを記録してゆき、「食探:SHOKUTAN」シリーズとして、今後も取り上げてゆこうと思います。

2011-12-22

大掃除 アフター

昨日の続きですが、結局終ったのが次の日の夕方...。丸々2日もかかってしまいました(汗)




開かずの扉の強敵たちを全部玄関へ退治。その後はシンク下の扉を全部外す作業。が、サビと油でネジがバカになっていて外せません。錆び方もねんきが入ってる様子。強敵です!

なので、ここは力技で「おりゃ〜!」っと扉を無理矢理外しました。それも全部...。

マメに掃除されてれば、こんなこともないのでしょうが、ここは空き家だった家。しょうがありません。

次は普段あまり使わない食器棚を納屋へ退治。一人で持ち上げたりで、あぁ腰が...。勢いついてきて、小さい棚も納屋へ退治です!


そんなこんなで
(能登弁?:なんかかんかで)

時にはおえっと嘔吐しそうになり...
時にはしばし放心状態になり...

二日間の死闘の末

↓こんな感じに仕上がりました。


なんということでしょう〜!
(脳内であの音楽流してください)


床のカーペットは全部剥がしました。シンク下は全部空にして雑巾で拭きました(雑巾がすぐどろどろに...) 100円ショップでカーテンと突っ張り棒買ってきてひとまずOK。


ここには腰上くらいの古い棚があったのですが撤去。家にあった資材を使って新たに棚を作りました。しめて0円。


おくりいえで調達したタンス。上は2段をはずして物が出し入れしやすくして、下は普段頻繁に使わない食料を収納。タンスも無料だからこれも0円。


引越しした時からあった綺麗な食器棚(食器付き)。ただ、物がいっぱいで今まで整頓してませんでした。というより、棚の半分以上は当時のままで使用...。棚の下は前の住人の所有物だった、大豆とか、小豆とかが入っていて、夏にここから虫がいっぱい湧いて来ました(怖) 今まで見ないふりをして、下の棚は使ってなかったのですが、今回一斉退治。

いらない食器は全部納屋へ。自分の使うものだけをチョイスして整頓。


二日間の悪戦苦闘。いや、でもず〜と、気になっていたので今回だいぶスッキリしました。



より居心地の良い空間を求めて
これからも大事にこの家を使ってゆきたいと思います。


2011-12-21

大掃除 ビフォー


今日は一日台所の大掃除です!


我が家の台所。
ん〜ナイス汚さ(掃除の為ものを外に出してますが...)

そして引越し以来3年近く開けなかった
シンク下の開かずの扉を開けるのです(恐怖)

じゃ〜ん



こわっ!
うげ〜〜〜!!

全部私の持ち物じゃないです...。

我が家は私が住む前は10年以上空き家だったとか。

引っ越した時も家のものは処分してもらったのですが
それでもまだまだいろんなものが家の中にありました...。

3年間見ないフリをしていた怪物の巣と戦います。
中を空っぽにして、扉も破壊します!

いざ、出陣!

アフターは明日公開!!

....って何にこのブログお題  (; ̄ー ̄川

2011-12-17

うつくしいモノ

旭化成のCMに能登の千枚田が出てくるのですが、このイメージがとても素晴らしく大好きです。

世界中のロケーションの中の一つに、能登が選ばれていることも素晴らしいですね。

企業PRだとか千枚田は観光地だとか、いろいろな見方は人それぞれあると思いますが、私の心のなかにある能登のイメージはこのCMのように美しく、穏やかな時間が流れています。


TeNがカバーする「さよならの向こう側」がイイですね

世界農業遺産に選ばれた能登。静かにたたずむ能登の日常をどのように切り取って表現するのか、とても難しいですが、この先必要なものは何なのか?残さなければいけないものが何なのか?明確なビジョンが固まれば、それは多くの人に訴える力を持つのかもしれません。

見つけたいですね、そういうモノを。


2011-12-16

初雪 - First Snow -

朝目覚めて、カーテンを開けたら白い世界



冬が来たな〜

息がまっしろ


植物たちは力を温存

春を待ち焦がれながら
じっと耐えるのです

ちょっと遅めの、奥能登の初雪でした


2011-12-13

今日のはなさん


私:はい、チィ〜ズぅ

パシャ



私:こらっ!!


はなさん:てへへっ


パシャ

私:OK、OK



2011-12-12

しあわせな珠洲の台所

注文していた本が届きました。その本の名は「しあわせな台所



取材されたのは昨年の事。一年以上を経過してやっと手元に届きました。出版業界は非常に厳しい時代、正直"お蔵入り"と諦めていたところ、「なんか出るみたいよ!」と友人のキャロラインから数週間前に連絡が来て今我が家に。




能登半島先端の都市
珠洲市を目指し
山へ山へと分け入ると...



こんな行から、キャロラインさんの台所が紹介されていました。とても素晴らしい台所で、私も大好きな台所でもあります。そしてここから生み出される、キャロラインさんの料理も大好きです。


「TenChoの台所載せたいんだけど」から始まり、ムリムリっ!っと言ってキャロラインさんを推薦。そこから全てが始まりました。

来年の目標の一つに我が家のキッチン大改造を掲げているので、来週は台所の大規模大掃除を予定しています。流し付近の開かずの扉を勇気を振り絞って、すべてフルオープンします(汗)怖いです...。

どうぞどうぞ!って胸を晴れるキッチンを目指し頑張ります!

2011-12-10

ぜひ移住して下さい!

今日は里山マイスター学舎内で北陸農政局さんを前にしてプレゼンを行いました。

全体の議題は農産業における6次産業化。
今回、自身の取り組みを紹介して、なんとか乗り切りました(汗)

ただ、ビジネスと一言に言っても非常に説明が難しいですね。私の場合、ゴールが”能登で幸せに暮らすこと”なので、すべてをお金で計算してしまうと都会的なバランスとはちょっと違うから難しい...。

さて、今月「移住者」というキーワードでたまたま地元と県内の2誌に紹介されました。




一つは珠洲市の広報、もう一つは県内の情報を掲載している加能人。どちらも全国の書店に置いてあるものではないですが、こういった特集がされるのは、やはり過疎の問題がもう限界に来ている中で、外から来る居住者が注目されているからではないでしょうか。


国勢調査によると珠洲市(人口15,915人)では5年で1750人、10年で3500人、20年で7500人減という数値が出ています。どんなに外から人を連れてきても、減るスピードが早過ぎるのが現状です。

田舎には日本人としてのアイデンティティが、文化、風習の中に溶け込んでいる場所でもあります。そういったものも今後消滅してゆく危機にあります。

珠洲市は能登の先っちょにある里山里海文化の非常に濃い土地にあります。半島ならではのすばらしい文化も沢山あります。そして、移住者も少しずつですがポツポツと増えてきています。

田舎だからのんびり楽に暮らせるという事はありません。むしろ都会を基準にすると圧倒的不便です。ただ、その不便を”豊”と感じる方はぜひぜひ、能登へ来てください。

能登には豊な不便がたくさんあります。


2011-12-07

笑って年越し


今年も「笑って年越し」の季節がやって来ました。昨晩、二三味珈琲にて落語会が行われたので行って来ました。



この落語会、今年で私が参加するのが3年目。落語家さんと出会ったのは、務めていた道の駅で落語会を行ったが初めてで、それからもう三年目になります。



今回はレギュラーで来て頂いてる、立川吉幸さんと立川志ららさんの二人と、今回初登場の泉水亭錦魚さんの3人で落語会が開かれました。



笑顔で「談志師匠が亡くなられて、本当に悲しい...」
というつかみ?から入り、メインの落語の話に。

毎年年末に行われるこのイベント、そろそろ雪が降るかな〜という季節に、ぽっと暖かくなる笑いが心地の良い空間です。やっぱりみんなで聞いて、笑って、って言うのはTVやラジオとは違う活気があって改めて良いものだと思ったのでした。


ではでは、お後がよろしいようで(←使い方違う!)


2011-12-04

冬支度 スノータイヤに取り替える

今日はやっと時折晴れ間を見せるような曇の天気です。昨晩は結構荒れてた感じでした。

もう、そろそろちらほら雪ふるかな?、っと思いつつ、とうとう12月を過ぎてしまいました。東京では今までまったく無縁な行事を、こちらでは毎年行わなければいけません。それは...

「The タイヤ交換」←大げさ

移住して初めての冬は、どこでスノータイヤを入手して、いつ取り替えるのか?まったく解りませんでしたが、今じゃ手馴れたもんです。


はな「何ごと?」
ご主人さま「タイヤ取り替えるのさ〜」


ナットを緩めたらジャッキアップ。
通常タイヤを外したら、冬タイヤをスポンとはめる。
ナットを仮止めしたら、ジャッキを下ろして
体重を載せてしっかりナットを固定。


4本で40分くらいで出来上がり。

このスノータイヤは国産のものでホイール付きで4万円(当時)もしなかったと思います。

え?タイヤだけ買わないの??って

タイヤのみの購入だと、シーズンごとにタイヤ屋さんに行って、通常タイヤから脱いだり、履いたりでかえって割高になってしまいます。

このタイヤ交換作業、面倒くさい、やり方解らない、っという人は通常町の整備屋さんに頼むようです。私の場合、整備屋さんに頼むほうが面倒くさい方ですが...。ただ、女性、お年寄りは頼んじゃうみたいですね。

今年は昨年より暖冬みたいで、未だみぞれも降らないような天気が続いています。とはいえ、日中暖かくても、朝晩の冷え込みで路面が凍結するかもしれないので、早めに取り替えた方が良いです。

ちなみにこの車2WDなので、スノータイヤ履いたからって油断できないのですが(汗)

あ、残るは年末の大掃除か....

2011-12-01

となりの晩ごはん

一日中灰色の世界が広がる毎日です。きっと日本海側へゆくと「The演歌」な景色が広がっていることでしょう。

今日もまた、区長さん宅に夕飯を食べに行きました。


普通のご家庭の食卓に、私は毎回ちゃっかり紛れ込むのです。

区長さんは晩酌しながら、目の前にあるものを頬張り、奥さんが冷蔵庫を開けて料理を作ります。猫が外からガラガラと戸開けてやって来て、ストーブの近くにテコンっと寝そべって、また来たのねっ、ってな感じでこちらを見ています。そんな時、台所の電話の横にある小さなTVから、明日の天気予報が流れ...

「最近、曇ばっかですね〜」
「そうやな〜」

てな感じで会話が始まります。


今日は区長さんの畑で採れた白菜が沢山はいった鍋を頂きました。

「ちゃんと野菜くっとるか心配や〜」

と区長さんが毎回心配してくれます。

ついつい毎回食べ過ぎて、お腹がはち切れそうになりながら、歩いて1分の我が家へテコテコ歩いて帰るのです。


ここは世界一温かい となりの晩ごはんです。