2010-02-23

先っちょで手作り納豆

本日能登半島の先っちょにある狼煙町横山地区のみなさんで手作り納豆を住民みんなで作るということで、TenChoも面白そうなのでお手伝いに行って来ました。みなさん一致団結し作っているこの納豆は28日に珠洲で行われる珠洲まるかじりというイベントで販売する予定でいます。豆はご存知珠洲の地豆、大浜大豆です。毎年この納豆は行列の出来るほど人気で、開店1時間で1000個ほどの納豆が完売するそうです。すごい...。


さっそく横山地区の集会所に行くと、外では大きな釜で豆を煮ていました。ちょっとつまみ食いさせてもらうと、ほのかな甘味がありこのままでも十分おいしいです。集会所の中ではおばあちゃん軍団が手早く豆をわらに摘めていました。豆の分量を量り配る係、豆をわらに詰める係、最後にわらのつとを縛る係にわかれ、わいわいがやがやと元気よくかつ、手早くこなしていくいく姿は、ばあちゃんパワー全開!といった感じで圧倒されてしまいます。


詰め終わったつと納豆はコタツに入れて納豆菌を繁殖させます。コタツに入れた納豆は時折ひっくり返したりしなくてはいけないため、丸二日間泊まり込みの徹夜で見守らなくてはいけません。ちなみに納豆のわら作りは重労働で、1000個以上の納豆用のわらをキレイにするには1週間近くかかります。




納豆一つ作るにも本当に手間が掛かるのだなぁと、今回実際手伝ってみてわかりました。日々何をするにも便利になってゆく世の中で、非効率でも人の暖かみのあるこういった昔ながらの伝統を忘れてはほしくないな、と心に響いた一日でした。



2010-02-16

豆乳アイスを試作 ぼぼりの長谷川恵さんが狼煙に

本日、大浜大豆の豆乳を使ったアイスクリームの試作をしてもらう為、東京のアイスクリーム屋さん「BOBOLI」の長谷川さんに交流施設狼煙に来て頂きました。



すでに、豆乳ソフトクリームは店頭で販売してるのですが、やはりアイスクリームは保存が効くし、持帰りや配送など出来るのでソフトクリームとはまた違った魅力のある商品です。今回は長谷川さんを交流施設狼煙だけで独占してしまうのはとてももったいないお方なので、地元で加工食品に興味がある、農家さんや、企業さん、NPO法人さんなどに声をかけ一緒に珠洲を盛り上げて行きましょう!ということで沢山の方々にも参加してもらいました。

午前中はアイスクリームとはなんぞや?ということで基本的なことや、原料として必要なものなどを講義をしていただきました。基本的にアイスクリームはなんでもフレーバーを作れるんですね。午後はいよいよ実際にアイスクリームマシーンを使っての実習です。参加者にはみなさんアイスに入れたい食材を用意しもらいました。機械の調子が悪くしっかり固まらなかったものの、豆乳アイスやイチゴアイスは本当においしかったです!かわりだねの海草アイスなども試してみました。




長谷川さんはとても気さくな方で、どんな質問でもわかりやすく答えてくれ、みなさんアイスクリームの面白さと奥深さを十分理解してくれたのではないでしょうか。長谷川さんには、はるばる東京から能登半島の先っちょ狼煙までお越しいただき本当に感謝でいっぱいです。

今の時代、ただ作物を育てるだけではやって行けません。今回の講習をヒントに参加者の一人一人が今後珠洲で面白い商品を開発し盛り上げていってくれたら、珠洲はもっともっと面白くなります。

2010-02-10

はっぱビジネスの横石さんが珠洲へ


本日葉っぱビジネスで有名な横石知二さんが珠洲へ講演に来られたので行ってみました。横石さんは徳島県上勝町で葉っぱを売り年間3億円も売り上げている会社社長。しかもその原動力は地元の70、80歳のおばあちゃん、おじいちゃんというから驚きです。

いまでこそ有名な葉っぱビジネスですが、じつは20年もまえから取り組んでいたんですね。葉っぱビジネスで名をはせた上勝町は、いまや20代のIターン移住者もごろごろいるほど賑わっているそうで、なんとも羨ましい限りです。

過疎に苦しむ田舎の常識をぶち破った横石さんとはどんな方なのだろうと興味がありお話を聞いたのですが、出だしから「よそ者」扱いされ地元住民から受け入れてもらえなかったという話は、ちょっと以外で驚きました。話の中で「田舎の人は自分の住む環境に自信を持てず、さらに大きな変化を嫌う」という言葉に、そうだそうだ、と納得てしてしまいました。何かを変えようと行動に出ると、今まで見えなかった物が見えてくる、確かにその通りだと思いました。

葉っぱビジネスと言うと、あのおばあちゃん達が慣れた手つきでパソコンを使っている姿ですが、今日は実際のシステム画面も見せてもらいました。あるおばあちゃんの1月の1日の売り上げは¥25,000以上で凄い!と思っていたら「1月は売り上げよくないんですよ、12月の売り上げ見せてあげましょうか」とそこに出てきた数字はなんと1日で¥250,000!!なんか本当に凄いですね~。

横石さんのお話を聞いて、自分も勇気を沢山もらいました。たくさんの困難を乗り越えた横石さんの話しを聞き、「”できない”と言ったらダメ!」という一言は心に強く刻みこまれた気がしました。

2010-02-02

寒い日は家で映画でも... スラムドック・ミリオネア

冬だから寒いのは当たり前ですが、いやぁしかし、空きやの一軒家暮らしは家の中も寒い...。だだっ広い我が家は寝室とリビングしか暖房器具はなく、廊下やキッチン、トイレまでも行く気が失せてしまい、ついついコタツで丸まってしまいます。挙げ句の果てには風邪を引いてしまう始末。


どんよりとした珠洲の冬は外へ出かける気もなくなるので、休みの日はもっぱら家で映画をみることが多いTenCho。そんな中この間見た「スラムドック$ミリオネア」は期待せずに見たら、結構面白かったですよ。どうせ、貧乏人がクイズ番組に出て億万長者になるサクセスストーリーでしょ、っと思って見たら、スラム育ちの青年の数奇な人生をつづった物語で、うまいことクイズミリオニアをスパイスに使った面白いドラマ展開に、思わず見入ってしまいました。カメラワークなど演出もちょっと凝っていたりインド映画すげ~!って見終わって感動したら、イギリス映画だったんですね(笑)。トレインスポッテイングの監督だそうです。原作は小説「ぼくと1ルピーの神様」。さすが、昨年のアカデミー賞総なめも納得の作品でした。


あと、あまりコメディーを見ないTenChoですが、ジムキャリーの「イエスマン」を見てみました。アメリカ人って結構コメディー好きで映画館で見ると場内爆笑の嵐で、なんだか久々にコメディー見たいな~と思って借りて見たのですが、ジムキャリーの顔芸でやられました(笑)

人付き合いも面倒で、仕事も目の前にあるものこなすだけの「ノーマン」なジムキャリーが自己開発セミナーで、何事も挑戦する「イエスマン」に生まれ変わって人生が変わるお話なんだけど、なんでもかんでも「YES!」って言わなきゃいけないので当然めちゃくちゃな日常になってしまうんですね。話しは全体的に何も考えず笑えるコメディーですけど、「NO」な内向的な人生の頃のジムキャリーはどっか自分にも当てはまる部分があってちょっぴり学ぶ部分もあった映画でした。

映画って手軽にいろいろな世界を覗けるのでやっぱり面白いですね。