先日やっとの事で自宅の一室に事務所を構えました。今までは寝室件仕事部屋という環境で仕事をしていました。仕事としては机とパソコンがあればできる職業なのですが、打ち合わせの時や、取材に対応した時の見栄えの悪さに、なんとかしなくては...と思いつつも時が経ってしまいました。
この部屋は元々八畳の畳の部屋で、引っ越してから今まで使われていませんでした。その畳を全部剥がし、床をかさ上げして、ニシアワーで購入したアウトレットの杉板を貼り付けました。ここまでの作業を自分でやろうと思っていたのですが、時間と手間のことを考えて、最終的にシルバー人材センターに頼みました。材料だけこちらで用意し、引退した腕の良い元大工さんが短期間で作ってくれました。結果料金も安く済み、なんで早く頼まなかったんだろう?と少し後悔したほどです。
テーブル、椅子(ベンチ)、棚はオーダーメイドで仕上げました。知り合いの方で頼まれればなんでも作るという手仕事の得意な方に相談したら、「とにかく安くね」と、余った廃材などを使い仕上げてくれました。大きい机に、木製のベンチが2台設置されていて、打ち合わせも快適になりました。
一通りオフィスが出来上がりました。実際に使ってみると以前に比べとても集中して仕事ができるようになりました。裏手は山、横の窓からのは集落の里山の風景が見れます。とても静かで、癒される仕事場です。
最近あまり仕事のことをこのブログでは触れてきませんでしたが、私は移住してすぐに道の駅で働き、1年半後に独立して「地域に貢献するデザインプロデュース会社」を作りました。
能登に来る以前は、東京の小さな広告代理店でデザインの仕事をしていました。道の駅で働いていた時も、商品パッケージのデザインやPOP、チラシ、ウェブ製作などを店長の役職の合間にしていました。そして退職と同時にポツポツと地域の方々からの依頼が入り、今では口コミで絶えずお仕事をもらっています。
もともと東京でしていた仕事を田舎でするつもりでいなかったし、そもそも需要もないと思っていたのですが、デザインという仕事は田舎でも多岐にわたり沢山あるのだなと今は実感しています。
事務所の内装はある程度目標を達成しました。あとは外に看板などを作りたいなと思っています。会社のホームページもまだ作っていませんし、まだまだやることが沢山ありそうです。