2013-11-18

秋の色さがし



今年の秋は雨が多く、青空の下で紅葉を楽しむ機会があまりありませんでした。

久々に晴れた日曜日。
カメラを持って現地に着くと、もくもくとグレーの雲が覆い始めました。






木の上の葉を眺めるのをやめて地面を見てみると
そこにも紅葉の色が広がっていました。





葉はその役目を終え、空を舞い、地面に落ち、花にも負けない色を咲かせます。
そんな当たり前の光景の中に、小さな感動があります。







2013-11-08

フランスの田舎から珠洲へ




「急なお願いですが、お会いできますか?」


Couchsurfingを通してメールをが来たのが先週のこと。そして先日、珠洲の我家にやって来た、GuillameさんとLaureneさん。なんでも3週間前に日本に来て、車であてもなく旅をしてるそうです。




なぜ、能登しかも珠洲に来たかというと、日本の自然や里山を見たかったから。今回の旅では一切、東京などの都市部には行かないとのこと。そして彼らもまた、フランスの田舎で暮らすIターンな人々だったのです。

一泊と半日のガイドの中で、沢山の話をしました。田舎での暮らし、自然、オーガニック、人々の価値観など。




「これからの時代は、田舎での暮らしにスポットライトがあたる気がするんだ」


前触れもなく彼が発した言葉に、私は驚いてしまいました。まさに自分も、確信があるわけでもないのですが、世の中の流れが今後そういう方向に進むのではないか、と思っていたので、国が違えどそのような同じ考えの人が目の前に居ることに、驚いてしまったのです。

日本の田舎が大好きな彼らは、日本で暮らしてみたいという夢があるそうです。ぜひぜひその時は、珠洲に来てほしいと思いました。







2013-11-04

Max Lamb 組木テーブル作り


自宅と仕事場の境界線が曖昧な我家に、はっきりとしたオフィスを作りたい!っと思いつつ、重い腰が上がらない日々を過ごしていた時、お知り合いの輪島塗の木地屋さん、四十沢さんから、ナイスなタイミングでワークショップを行うとお知らせが来ました。

英国のデザイナー、マックス・ラムさんが輪島にて、誰にでも作れるテーブル作りの講座を開いてくれました。使う材料はホームセンターで安く売られている、角材。その、角材を使ってテーブルを作ってしまいましょう、っというワークショップでした。



まずはみんながどんなテーブルを作りたいか案を出し合いました。
決まったデザインを形にすべく、マックスさんが
角材をどの長さに切るか調整してくれました。



使う材料は2メートルの角材6ピースで¥1,000程度のものと釘のみ。
道具は、のこぎり、電動ドリル、紙ヤスリ程度。



角材をつなぎあわせ天板を作りました。
天板は隙間もなく、ヤスリがけすると一枚板のように。




最後に脚をくっつけて、ガタつきを調整したら丈夫なテーブルが出来ました。
完成したテーブルを前に皆さんから「おぉ〜!」と歓声が。



マックスさんは、高価な材料、難しい技術ではなく、自由な発想で、簡単に手に入れられる材料で作る家具、を提唱するワークショップを、世界各地で行っているようです。

あの角材で、最終的にこんなに素晴らしいテーブルが出来てしまう事に、とても驚いてしまいました。自分の中では「家具=職人」という考えがあったのですが、それはマックスさんのワークショップを受けたことにより、瞬時にして切り替わってしまいました。

この興奮が残るうちに、早く自分の設計したテーブルを作りたいなと思います。