2012-03-01

ほんとうの味




今年も地元の方から岩のりを頂きました。初めて見た時、この丸い海苔にびっくりしましたが、今では海苔と言ったらこの形。

漁師町のおばちゃん達が荒波の海へ出て、岩に張り付いているこの岩海苔を手でむしり取ってゆきます。足場の悪い岩場で波にさらわれぬよにして、一つ一つ手作業で採って、その後は成形して、家の庭先で天日干しにするのです。

炙ってそのまま食べても、おにぎりに巻いてももちろん美味しいのですが、私は炙った香ばしい磯の香りのする岩のりを、出来立てのお味噌汁にさっと入れて食べるのが一番好きです。

能登の荒波、その中でおばちゃん達の作業する姿、そんな光景を想像して食べるのが、この岩のりの一番のほんとうの味なのだと思います。



4 件のコメント:

  1. 最高ですね。輪島の民宿での朝食は、これでした。懐かしかったのでコメントしました。

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  2. コメントありがとうございます。
    食材が新鮮なので、ご飯と味噌汁だけのシンプルな食事でも最高に美味しいです。

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  3. 私も岩のり大好きです。
    珠洲の実家ではお雑煮にも食べる直前入れてました。
    美味しいですよ~

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  4. アルさま、コメントありがとうございます。
    お雑煮!いいですね。汁物にあいますよね〜、普通の海苔ではあの味はでないとおもいます。

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