先日の「田植えと藁細工の旅」の際に外国から来た方が一部行程だけジョインしました。
彼の名はファビアーノさん。スイスのジュネーブから来られました。
東京で暮らす兄弟に会い、その後レンタカーで新潟、富山を抜け、能登半島まで旅してきたそうです。能登を後にしたのち関西を旅し、日本を離れオーストラリアに行く予定だとか。
「東京とか、京都にあまり興味がないんだ、どこかもっとガイドブックに乗らないような、日本の田舎を見てみたかった。だから能登へ来た」
ファビアーノさんいわく、のどかな能登の田舎の風景はスイスに似てる部分があるそうです。
で、なぜファビアーノさんと知り合ったかというと、私が
カウチサーフィンという旅の交流サイトに登録したことが切っ掛けでした。
カウチサーフィンは自分の家を外国から来た旅人に、無償で宿泊提供するシステムです。食事も可能なら提供します。ただ単に提供するされる、の関係で終わるのではなく、お互い交流を図り、その文化をもっと深く知る事が本来の目的となります。
旅をしたらホテルに泊まるのではなく、現地の人々が暮らす家に泊り交流を図ることで、本当にその国を知ることが出来ることから、このプラットフォームが出来上がりました。
もちろん相手を泊めるだけではなく、自分も外国を旅する時にその国の誰かの家に泊まることも可能です。
「能登でカウチサーフィンを登録してる人を探していたらキミが見つかった!」
とファビアーノさんからメールが来て、本当に今回お会いする事となりました。なにぶん旅企画の途中だったので、今回はランチのみの交流になりましたが、食事をしながら楽しい一時を過ごすことが出来ました。
9月にはこのブログが切っ掛けで、ポーランドから6名の日本語を勉強してる方々が、珠洲の我が家に来る予定です。
国境のないネットの繋がりから始まり、いろいろな国からお客さんが来られます。珠洲のような土地は、本当にその国を知りたい人々には魅力的な土地なのかもしれません。