ここ数年、能登半島の先っちょ珠洲でも、シカやイノシシが目撃さてれいます。能登半島にはこれらの大型の哺乳類はこれまで生息していませんでした。
このような獣害の問題や、また能登のこれまでの狩猟文化などを勉強する貴重な体験となりました。
珠洲市に設置してあるイノシシ用の罠
珠洲で長年狩猟されている伊吹さんが、狩猟に使う道具と
カモの解体方法を教えてくれました。
大盛りのカモ肉。鍋にして食べることに
にんにくで炒めたシカ肉(奥)とイノシシ肉(手前)臭みもなく美味しい。
「カモは生でも食えるぞ」
と伊吹さんが進めてくれました。薬味なしで醤油に付けてから生のカモ肉を口に入れると、とろけるように美味しい。新鮮なのだからでしょうか、臭みもなく油の乗った馬刺しのようです。シカ肉はややたんぱくですが、臭みもありません。イノシシ肉はもう豚肉ですね、油がのっていて白いごはんが進みます。
伊吹さんは「狩猟は面白いから、ぜひ若い人にもやってほしい」と言われていました。生きた動物を捕獲し、殺し、食べるという行為に「面白い」の表現は以外と思われるかもしれません。しかし、身構えて聞いていた僕には、その拍子抜けするような、あっさりとした表現の中に、獲物を捕って食べるという「あたりまえのこと」というリアルな世界が見えた気がしました。
自然に恵まれた田舎で生きている自分の取り巻く「とってたべる」の環境は、都会に比べると、大なり小なり日常の出来事です。
今回は沢山の美味しい肉を頂きました。自然に囲まれたこのような「生と死に近い場所」で、自分が今暮らせていることに幸せを感じました。
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