先日、能登半島おらっちゃの里山里海主催による、「おさかなワークショップ」が行われるというので、参加して来ました。
普段、里山の事は学習したり、経験したりする機会が多いのですが、海のこと、魚のことを学習する機会は余りありませんでした。
今回のワークショップでは、前野美袮次さんが私達の先生となり、漁港での競りを見学し、魚の種類や生態、特長を学びました。その後場所を変えて、イカの生態、スライドでの真鯛の生態などを学び、実践へと進みました。
実践学習では、採れたてのイカ、真鯛を使い捌きながら、先生が丁寧にさかなの特長などを教えてくれました。
水揚げされたばかりのイカは新鮮で、普段スーパーで見る色とは違います。
おさかなマイスターの先生は皆の質問に何でも答えてくれます。
この日は多くの魚が水揚げされていました。魚の種類だけではなく、流通のしくみなども教わり、参加者も新しい発見が沢山あったようです。
レクチャーではイカの生態、鯛の骨の名前など興味深い内容。
レクチャーではお魚のクイズや、イカの各種内臓器官の話、また鯛の骨に付けられている名前などを学びました。特に鯛の骨には龍の形をした部分や、鯛の姿をした骨「タイのタイ」といわれる骨があったりと、鯛の骨だけでもこんなに学ぶことがあるのかと、大変驚きました。
先生の実演が終わると、みんなで実践です。
実践では、新鮮なスルメイカ、真鯛を使いました。捌き方からを教わり、捌いたイカの内臓器官も実際に見る事ができました。簡単で美味しい塩辛の作り方なども教わり、主婦の参加者も大変参考になった様子。
子供達は夏休みの宿題も兼ねてか、メモを真剣に取るお子さんもいました。子供達も包丁を使ってイカを丁寧に捌いて、自分が食べるお刺身を作りました。
最後はみんなで、さばいた鯛とイカを昼食として食べました。鯛の煮物、魚のあら汁、イカの刺身、イカのマヨネーズ炒めなどをみんなで美味しく食べました。鯛の煮物は子ども達が身をつつき、レクチャーで学習した、各種名前のついた骨を探しながら食べていました。
漁港へ行き、競りを見学して、採れたての魚をさばき、それを食べる。なかなかこのような体験は普段出来る事ではありません。魚のプロフェッショナルから直接学習できる事も、参加者に取って、すごく贅沢経験になったのでないでしょうか。さかなの生態、捌き方を通して、能登の里海の資源の豊かさを感じる事が出来た、貴重な学びの場となりました。
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