2010-01-10

モロッコで花屋 ~自分の居場所~

この間東京の実家に里帰りした時、たまたまBSの番組で「ファーストジャパニーズ」という番組を見た。海外に渡りその地で活躍する日本人にスポットを当てたドキュメンタリー番組。

見たエピソードはモロッコのエッサウィラで一人で花屋を経営する日本人女性、加納安奈さんのお話。ある日、日本での仕事に行き詰まり、自分の居場所を求めモロッコに行く加納さん。来ては見たものの何をすればよいかわからず壁にぶち当たります。そんなとき町の骨董屋さんに「自分でなんでも好きな物を売ればいい、ここモロッコで難しく考えることはないんだよ」との一言で改心し、モロッコの文化にはない花屋「hana」を開店することに。

エッサウィラの町の路地にある小さな花屋さんですが、一人でたくましくその地で生きている姿が印象的でした。文化や風習のまったく違う土地で暮らすという事は非常に困難なことです。そんな土地でその土地にない花屋を開く事はもの凄いチャレンジです。番組後半で花屋を開くきっかけをくれた骨董屋さんの店主に数年ぶりに会いに行き、あの時の何気ない一言で自分は救われたと初めて告白する場面と、涙を浮かべながら一心にその店主にあげる花束を作る姿は感動的でした。

このエピソードでは、大成功した者にフォーカスを当てるのではなく、笑ったり、泣いたり、壁にぶち当たりながらも試行錯誤し前向きにモロッコの土地でかんばっているこの女性の姿が非常に印象的で、能登で暮らす自分も勇気をもらいました。

自分も泣いたり、笑ったりしながらここ珠洲で突き進んで行きたいです。


2 件のコメント:

  1. Tencho, がんばってね!

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  2. ありがとうございます!
    時にはまわりの方々にもお世話になりながら、マイペースでがんばります。

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