台風が去り、夜中は毛布一枚でも寒いと感じる今日この頃。そんな季節は怖い話の映画を見ましょう。....ってズレてますね。
昨晩見た映画「The Rite :ザ・ライト」
アメリカからバチカンに来た青年がエクソシスト(カトリック教徒の祓魔師:ふつまし)となるまでの物語です。
この映画では首がぐるぐる廻るような特殊効果(笑)などは一切出てこず、悪魔払いに疑心的な青年が徐々に変化していく様子が話の中核となっています。
全体としてストーリーの流れはまぁまぁですが、アンソニー・ホプキンスがレクター教授並にキレた演技をしてるのが恐ろしいくも見応えがあります。
実はこの映画、実話を元にしてるそうです。アメリカ青年も老人エクソシストも実在の人物なのです。そういう認識の元に見た方が、より楽しめそうな映画かもしれません。
この手の映画で個人的に面白いと思うのは「The Exorcism of Emily Rose 邦題:エミリーローズ」。悪魔払いにより適切な処置が行われず死んでしまったドイツ人女性、アンネリーゼ・ミシェルの事件が法廷論争となった実話の映画。
ホラー映画というよりも法廷映画として見た方が良いかもしれません。科学と宗教という決して交わる事の無い二つの考え方が法廷で争われます。
エクソシストとはバチカン公認の正式な職業だそうで、現在でも約300人のエクソシストが存在すると言われています。昨年11月にローマにカトリック司教が集結し「悪魔は存在する。戦いに備えよ」と呼びかけた事がNYタイムスの紙面を飾った出来事があったりと、なんだかすごい事になっています。
一方、科学的な見解では妄想性障害、解離性障害、虚偽性障害など精神疾患によるものや、アルコール依存や幻覚剤など薬物によるものと考えられていますが、果たして真相はどうなのでしょうか。
なにわともあれ、ちょっと涼しくなる話でした。
一人で見るなんて絶対にあり得ない・・。
返信削除普通にワクワクしながら見たけど^^;
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