2012-02-27

みんな笑顔



珠洲まるかじり
2012.2.26




若者も
おじいちゃんも
おばあちゃんも
移住者も
地元の人達も
子供たちも

みんな笑顔です。




2012-02-25

つながり

フェイスブックを見ていたら、友達の酒蔵でお酒を絞っているというので、早速遊びに行って来ました。

お伺いしたのは珠洲の直ぐお隣、松波にある松波酒造さんです。






搾りたてのお酒をちょっと試飲。口に入れてびっくり、白ワインの様にフルーティ!これはグビグビ飲めちゃいそうでとっても危険です^^;

布に被せられ灯りで保温してある大吟醸がこれまた神秘的。香りを嗅いでみて、と言われて試してみると、これまたあま〜いフルーツのような酵母の香り。なんか、面白い!

「遊びに行っていい〜?」
「いいよぉ〜」

ってな感じで気軽に酒蔵にお邪魔できるなんて、考えてみたら幸せなことですね。能登にはそんな"つながり"が沢山あって楽しいです。


2012-02-23

SHOKUTAN 「まめのおはなし」大浜大豆





醤油、味噌、豆腐、豆乳、納豆、枝豆、きな粉などなど、大豆は日本人にとってなくてはならない作物。にもかかわらず、国内の自給率はわずか5%しかないそうです。

大豆から作られるものは単なる「たべもの」ではなく、日本人のくらしに直結する「文化」です。が、今や外国産の大豆がなければ、味噌も醤油も作れないのが日本の現状です。

ちょっと話が固くなりましたが、何百年と昔から日本の地で育ってきた地大豆(在来品種)は、わずかながらですが日本各地に生き残っています。

能登にも昔は恐らく多くの地大豆が栽培されていたと推測されますが、輸入大豆との価格競争、農家の出稼ぎと重なる収穫期などの問題で、そのほとんどが今は栽培されていません。そんな中、現在能登半島の先端で「大浜大豆」という在来品種が栽培されています。

地元農家さんが自家用として栽培していて、この絶滅をまぬがれた大浜大豆を、現在豆腐や納豆の原料として規模を拡大して栽培しているのです。

甘み、旨味、大豆の香り共に、国産で流通量の多いエンレイなどよりは優れています。まして、外国産の大豆などまったく比較になりません。豆腐にすれば、豆の香りがはっきりと口の中に広がりますし、枝豆で食べると普通の枝豆にはもう戻れない、なんとも言えない美味しさがあります。

日本の文化は大昔から「農」と深く関わりがあります。そうした物が知らず知らずのうちに消えて無くなってゆく事は、日本人としてとても悲しい事だと思います。


2012-02-20

INTO ETERNITY 10万年後の安全


ここは...
言うならば埋蔵場所です

ある物から

あなたを守るために
その物を埋めました


こんな行からはじまるドキュメンタリー映画
を見ました。




フィンランドのオルキルオト島に建設中のオンカロ(放射性廃棄物処理施設)についてのドキュメンタリー映画。

放射能が安全なレベルまで達する10万年後まで、環境の変化に左右さずに保管する方法、それはオンカロ(フィンランド語で”隠し場所”)に封印すること。

反原発に直接フォーカスしていると言うより、放射性廃棄物を封印しても、未来の人類はそれを掘り起こすのではないか?などというアプローチから、放射性廃棄物が人類にとって非常に面倒な物質なのだということを語りかけています。

10万年後まで想定した建造物は人類史上初の試みです。というより、10万年後までの耐久を実証することは不可能。数万年後に人類が今より進化してるのか?退化してるのか?それさえも解りません。そういった意味では、かつて人類がピラミッドや万里の長城を建造した事に匹敵するような、壮大な建築プロジェクトなのですが、なんせそこへ封印するものは人のDNA分子を破壊してしまう放射性物質。

映画を見ての個人的な感想は、見て為になる映画ではあるのですが、随分と監督の映像演出がうっとおしいな〜と...。説明部分は恐らく30分程度の内容で、残り半分は妙に叙情的なイメージがもんもんと流れる、っという印象で残念な気もします。

今は日本も人事ではない時世なので、こういった映画を見て知識を養うのも時には必要な事かもしれません。


2012-02-16

Pour HANA !




はな「わ〜い、ありがとう!」

ご主人「俺にもくれ!」
はな「ダメです!」
ご主人「  .....。」

Happy Valentine's Day !



2012-02-15

GIFT


雑誌で拝見しました。
よくぞ移住されましたね。
私も同じ町田市出身で、今は石川に住んでいます。



1月末にこんな葉書が我が家のポストに届きました。宛先を見ると「石川県かほく市」と書いてあります。初めてこのようなものをもらったので、早くお返事を書かなければと思いつつ、バタバタと時間が過ぎ、ある日携帯の呼び鈴がなりました。


葉書を出したものです。
一度お話がしたくて、突然お電話致しました。

今度お会いできるでしょうか?


こんな流れになり、本日この方が珠洲の我が家にお越しになられました。そしてこの方もまた、私が掲載された雑誌の1コーナーで、移住者紹介の形で掲載されていたと聞きました。

50年も東京都町田市で暮らし、定年退職後に先祖の土地のある石川県かほく市に移り住んでもう10年。理想の田舎暮らしを求め約800坪の土地をご自身で整備し、そこに植わる杉の木を切り倒して丸太小屋を立て、今は一人で暮らしているそうです。

この移住者の大先輩は私の顔を見るなり、ニコッと笑いうれしそうにお話をされます。こんなところで、同じ町の出身の人に会えるんて〜、っとまるで少年の用な笑顔が素敵な方でした。

数年前に連れ添った奥様は亡くなり、今は一人で田を耕し、田舎暮らしをしていると聞きました。


なんだかごめんねこんなもので。
あ、値札なんか付いちゃってるけど
でも、肉とか食べるでしょ。



と、恥ずかしそうに、別れ際に車のトランクからおみやげをゴソゴソと取り出していました。その素朴な人柄と、手渡されたおみやげを見て、思わず目頭が熱くなりました。

わざわざ葉書を頂いたこと、わざわざ会いに来てくれたこと、同じ田舎暮らしをする者だからわかるこのおみやげの暖かさ...。

このお気持ちの優しさと、自分はまだまだだな〜という情けなさが混ざりあって、帰られたあとしばらく胸が苦しくなりました。

応援してくれる方がいるということは、大きなエネルギーになります。まだまだがんばります、ありがとうございます。



2012-02-14

「こんかさば」をもらったので....

この間典座さんに遊びに行った時に、「持ってく?樽で!」っと出てきたこんかさば。いえいえ、そんなにいりません、と言って10匹ほど貰ってきたこんかさば。

でコレ、いっぱいもらったはいいが、どう活用しようかと考えていたら、アンダさんの本にアンチョビの作り方が書いてありました。それをヒントに、こんかさばのオイル漬けをひらめいたので早速決行です。


こんかさばはサバを糠、塩などで漬け込んだ発酵食品です。独特の匂いと、しょっぱさの中に広がる旨味が特徴。通常はこのまま焼いて食べるのが一般的。日本酒に合うし、ごはんにもこのしょっぱさがいい感じで合います。


手に匂いがつくと面倒ですので、手袋をして作業をします。まず骨を丁寧に取って身だけ取り出して、細かく刻みます。便に入れて、オリーブオイル、にんにく、生姜、唐辛子を入れてまぜまぜして完了。


すでにこんかさばの時点で保存加工されてるので、どっちかっていうと即席調味料です。早速熱したフライパンの中で、少量オイルごと軽く炒めて、パスタに絡めました。炒め途中、若干独特の魚臭で不安になりましたが、食べてみてビックリ。しょっぱさの中にギュッと広がる旨味、これ激うまです!塩気もこんかさばのみで十分かも。


オイル漬けにしとけば、簡単になんでも応用できそうです。とりあえず、パスタはしばらく定番メニューとなりそうな気がします。


2012-02-11

Sunny Field







久々の青空です。

じっと雲の流れを見ていると癒されます。

空を見上げては春を待ち焦がれるのです。


2012-02-09

I'm Waiting !!

昨日ドカ雪が振り、一面真っ白な世界に覆われました。今日は早朝に来るいつもの除雪車がやって来ません。


車もモヒカンカットになってグレてしまいました...


はなさん:かっこいい編
「ご主人、こりゃぁ今日は来ねえですぜっ!」


はなさん:小芝居編
「来ないと雪に沈みます〜ゴホゴホッ」


はなさん:ぶりっこ編
「お願い...きてっ♥」


車もとうとう角が生えてきました...


「あっ!」...ってな事を言っていたら救世主登場!

はな&ご主人「寒い中いつもありがとう」


2012-02-06

寒仕込み味噌の旅 in 能登

先週末、都市部に住む方々が能登へお越しになり、味噌仕込みと冬の能登を満喫して行きました。

「冬の能登が見てみたい。」


お知り合いのこの一言がきっかけで、この旅を企画しました。冬、というと家でじっとして外には出歩かないイメージですが、寒い冬ならではの豪快な日本海の景色と、里山里海の美味しい食材が能登には沢山あるのです。

能登の地豆「大浜大豆」、「能登の天然塩」、「曽々木の名水」、「米麹」で作る「寒仕込み味噌の旅」の始まりです。


 曽々木の名水で大浜大豆を洗って水に浸します。

 日本海の雄大な景色に皆さん圧倒

 農家民宿ひろきちでランチ&味噌作り

一時間程度豆をじっくり煮ます。
測りに豆を一粒のせて、親指で潰します。
目盛が500gのところで潰れればOK。

こちらは手と足で潰す派 

 こちらはミンチ派
「手前味噌」の言葉通り、味噌の作り方はいろいろ


 豆1kgに米麹1kg、塩550g
豆の茹で汁を少し足しこねて、空気の入らないように丸めて
樽に入れます。

仕込んだ味噌は能登で預かります。
そして味噌が出来た頃にまた能登へ来てもらうことにしました。

 我が家のキッチンにて
プロの餃子師アンダ&イズちゃんコンビ

 アンダさんは東京土産のタラのエラを仕込んでました。
珠洲のスーパーで売っていたタラのエラに一目惚れしたそうです。

 能登へ来たら美味しい食べ物と酒で語り合い!
寒ぶりと鯨の肉をみんなで食べました。

 最後はナマコの加工現場を見学。
見学のはずが、お茶から始まり、酒、ご飯まで出てきました。



みなさん冬の能登も大満足で満喫した様子。
寒くても温かい人々。

そして美味しい冬の食材の数々。

冬の能登もまた魅力満載でいいものですね。



2012-02-02

奥能登 雪の国から

珠洲に住むキャロラインさんの里山での暮らしが、BSフジにて放送されました。番組は食卓にスポットをあてた番組で、毎回食卓を通じて色々な人々が紹介されています。


奥能登 雪の国から

GyaO!にてコチラから視聴できます。


温かい地域の人々の助けによって支えられ、珠洲の里山で暮らすキャロラインさんの生活がとても魅力的です。見逃した方はぜひ上のリンクからご覧になって下さい。