2012-02-20

INTO ETERNITY 10万年後の安全


ここは...
言うならば埋蔵場所です

ある物から

あなたを守るために
その物を埋めました


こんな行からはじまるドキュメンタリー映画
を見ました。




フィンランドのオルキルオト島に建設中のオンカロ(放射性廃棄物処理施設)についてのドキュメンタリー映画。

放射能が安全なレベルまで達する10万年後まで、環境の変化に左右さずに保管する方法、それはオンカロ(フィンランド語で”隠し場所”)に封印すること。

反原発に直接フォーカスしていると言うより、放射性廃棄物を封印しても、未来の人類はそれを掘り起こすのではないか?などというアプローチから、放射性廃棄物が人類にとって非常に面倒な物質なのだということを語りかけています。

10万年後まで想定した建造物は人類史上初の試みです。というより、10万年後までの耐久を実証することは不可能。数万年後に人類が今より進化してるのか?退化してるのか?それさえも解りません。そういった意味では、かつて人類がピラミッドや万里の長城を建造した事に匹敵するような、壮大な建築プロジェクトなのですが、なんせそこへ封印するものは人のDNA分子を破壊してしまう放射性物質。

映画を見ての個人的な感想は、見て為になる映画ではあるのですが、随分と監督の映像演出がうっとおしいな〜と...。説明部分は恐らく30分程度の内容で、残り半分は妙に叙情的なイメージがもんもんと流れる、っという印象で残念な気もします。

今は日本も人事ではない時世なので、こういった映画を見て知識を養うのも時には必要な事かもしれません。


0 件のコメント:

コメントを投稿