2010-05-12

在来種の和からしを加工してみたい....

昨日は輪島で自然農法(無農薬、無肥料)で米を作っている、松本正一さん宅にお邪魔して泊まり込みで農業についての熱い話を伺ってきました。松本さんは、うまい米を昔の農法に立ち直り無農薬、無肥料で作っている「達人」です。秋の収穫時期になったら是非食べてみたい!

話は変わり、本日は珠洲に戻り、今度はからしの商品化を目指すプロジェクト第1弾といった所でしょうか、「和からしの商品試作」を横山地区の集会所で行いました。実は軽い気持ちでとりあえず、作ってみようか...という事で考えていたのですが、新聞社や住民のギャラリーも来たりでなんだか規模がでかくなりTenChoビックリ(汗)...。


 始まりは二三味さんが在来種のからしの種で油を絞ったところから。実は油って販売するのには許可や資格でガチガチなんですね。「だっちゃかんなぁ~」(ダメだな~)と諦めかけている二三味さんを見て、ここで諦めるのは非常にもったいないと思ったTenCho。それでは自らお手伝いをしてみたいと申し入れ、調味料として販売するのはどうか?と珠洲農林事務所と打ち合わせをして今日の試作までたどり着きました。

今回、新たに珠洲に移住してきた中谷さんにお願いし、からしマヨネーズ、からし油ドレッシング、粒マスタードを試作しました。中谷さんは調理師免許を持っていて、試作中もまるで料理番組の先生のように手際よく細かく解説しながら試作を行ってくれました。


 で、実際に出来上がったおそらく世界初?かもと思いつつ、からし油を使ったからしマヨネーズを試食。後味に若干辛みのあるおいしいマヨネーズに仕上がり皆さんビックリ。だんだんとマヨになっていく行程を見るのも面白かったです。その後はドレッシングに挑戦。これもからしのピリッとした辛みが少しあり、レタスに和えて食べると美味しかったです。最後はTenChoが数日前に挑戦した粒マスタードも試してみました。これは苦みが強く「うわぁ~」と皆さん。ですが、数日前に作ったTenChoの粒マスタードはあの苦みが消え、ぐっと辛みが増しすばらしい出来栄えに変化していました。


このように珠洲の在来種を使った作物を商品化をすることで、半島の先っちょでも十分ビジネスとしてやっていけるとTenChoは確信しています。今回はこれで終わりではなく、実際に消費者に届けるまでに何が必要かをしっかりと考えながら、このプロジェクトを進めて行ければと思います。

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