今年の春に行った「田植えと藁細工の旅」の続きで
今回は「稲刈と草染めの旅」を行います。
その前準備として今日は染料の調達をしてきました。
草木染めの講師の落合さんと一緒に葛(くず)を取りに珠洲を散策です。
葛は人の手の入らなくなった荒地などに繁殖する植物。
人の管理する自然を里山と言いますが
葛は人の管理が行き届かなくなった場所に繁殖します。
もしかしたら葛という植物は
里山のバランスが崩れるサインとなる植物かもしれません。
そんな葛なのですが、染料としてとても優れた植物だとわかりました。
上の画像の布はテスト的に葛で染めたもの。
染の処理の仕方で四枚の布はそれぞれ異なった発色をしています。
今日は落合さんと里山の荒廃と葛の関係の話
自然に優しいとの売で、間違った方向で草木染めが浸透している事
エコともてはやされ、利便性とデザインを無視した染物
いろいろ興味深い話を聞かせてもらいました。
この嫌われ者の葛をつかってこの無地のストールを
東京から今回の旅に参加するみんなで染めてゆきます。
里山の荒廃した土地にはびこる葛で染めたストール。
大都市東京でそんなストールを身にまとうと
何か大きなメッセージが浮き出てくる様な気がします。
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