2011-11-06

真面目にお米と向き合ってみた

今日は午前中からがさごそとキッチンで探し物。新米を土鍋で炊こうと企んでいるのです。

先日、春に手植えし、秋に手刈りとはざ干しをしたお米が出来上がりました。貴重なお米ですので、土鍋で炊いて味わいます。



そもそも、こんな感じでこのお米は出来上がっていったのです。






汗をかき、地元の方に管理をしてもらい(これ大変)、みんなの想い出がいっぱい詰まった特別なお米に仕上がったのです。

...っと想い出に浸っていてもしょうがありません。最後は人の口に入ってこそお米の育った意味があるのですから。では、さっそくお米を食べる義、開始です!

お米は傷がつかないよう優しく洗います。ごしごし”研ぐ”とコメが欠けて美味しい成分が逃げて行ってしまい、炊きあがりのモッチリ感がなくなります。

米一合に対し水200ccが目安。

珠洲の天然塩を米一合に対し小さじ1足します。
口の中にほんのり塩味が香り甘みが増します。

中が沸騰するまで強火で

蒸気で土鍋がゴトゴトしてきたら合図
ここからとろ火で5分
”決して鍋の蓋は開けてはなりませぬ!”

5分後に火を止め、15~20分蒸らします。
”決して鍋の蓋は開けてはなりませぬ!”

蒸らしが終わって初めて蓋をあけます。
この瞬間のどきどきがたまりません。
蓋を開けた瞬間、ふわっとお米の良い香りが漂います。

おこげを作りたければ、火を止める前に3〜5分強火で炊きます。
この時鍋から出る蒸気に全神経を研ぎすませましょう。
焦げが出来てくると蒸気からおこげの匂いが漂います。

はい、出来上がり...ってピントボケとるやん!

ということでお米を食べる義を無事に終え、満腹で大満足です。土鍋で炊くとおこげの香りがお米に付いてより一層美味しくなりました。能登の里山で採れたはざ干しのコシヒカリは、口に入れるともっちりとしながらも、ツヤツヤで粒がしっかりとしていて、噛むと甘みがじわっと出てくる、非常に美味しいお米でした。

土鍋に火をかけて約10分、美味しいお米を食べる為のお米と向き合うこの瞬間。たまにはこんな感じで、米を炊くのもいいもんです。


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