2009-11-03

豆腐と職人



昨日からぐっと寒くなりました。朝家を出ると、みぞれのよな氷のようなものが空から降ってきてびっくり。通勤中にはグレーとホワイトの雲と、青空のコントラストが綺麗だったので、思わず車を止めその光景に見入ってしまいました。

今日は京都のお豆腐屋さん「久在屋」の東田社長が来るので道草はほどほどに、急いで出勤。準備をしてお待ちしていると、ご夫婦そろって来られました。今回東田さんが来られたのは前回伝授してくれた「やわらか木綿」と「からし豆腐」の最終チェックのため。実は前日にお食事をした際に出来たてのやわらか木綿を持参したのですが、「まずい!」といきなり言われてしまいました(泣)。まぁ、製法行程でTenChoがまったく勘違いしていた部分があったのが、すぐに判明したのですが...。

その食事会では、豆腐の技術うんぬんより「物作りとはどうあるべきか?」という豆腐職人の心構えについて教えていただきました。「まずい!」とのいきなりの先制パンチに意気消沈したTenChoでしたが、それはあえて東田さんがくれた「やさしさ」なのだとわかり、ただただ感謝せずにはいられません。そもそも職人の世界とはそんなに甘くはないのです。人を感動させるということはとても大変なことなんですね。

今日は製法行程を見直し、もう一度リベンジ。出来上がった豆腐を東田さんが試食、緊張の一瞬...。一言「うまいよ、コレ」とのお言葉。正直すごくほっとしました。うちの豆腐は大浜大豆を使用し、そしてこの大浜大豆は今後珠洲の一押しブランドになるかもしれない大事な物。そんな貴重な大豆を使っている以上恥ずかし物は作れませんから。やわらか木綿は通常の木綿とは製法、味ともにまったく違うお豆腐です。わかりやすく言うと外は木綿、中は絹な豆腐なんです。寒くなるこれからの時期には湯豆腐にぴったり。東田社長にOKをもらったこの「やわらか木綿」早くパッケージを決め商品化しなくては!

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