2011-03-29

能登Lifeツアー

ちょっとお話したツアーの話です。

今回能登の田舎暮らしを肌で感じる事のできるツアーを企画しました。昨年行ったジョン・ムーアさんが訪れたツアーの際に、ぜひ定期的に能登でこのようなツアーを行いたい!っと里山里海アクティビィティさんからお声が掛かり、やりましょう!と意気投合し来月それが実地されることになります。


このツアー、観光ではありません。能登の暮らしと文化、そして人々に触れ合ってもうらのが目的です。観光でもないのに、なぜこのような事を行うのでしょうか? すばらしい里山里海がある能登ですが、”ひと”が足りません。ひとがいなくなると文化が継承されなくなります。つまり「伝える」という事が出来なくなります。伝えるべき文化とはなんでしょうか?それは伝統工芸、祭りなどはもちろんですが、現地の人が代々教わってきた山の知恵、海の知恵、このような日常にある文化も大切な伝えるべきものなのです。

内容はカントリースタイルの実践から、田植えやかかし作り、伝統工芸とのふれあいまで、自然や里山文化に興味がある方なら、非常に充実した内容となっています。難しいことは一切なく、手で体で、五感を使って体感してもらう構成です。そしておもいっきり楽しむ!これが一番大事。

まず能登を知ってもらって、好きになってほしい。現地の人と触れ合ってツアー後も自由にお互いが交流をもってほしい。そういう思いでこのツアーを企画しています。

こんな時だからこそ、都心部の方々にぜひ里山の自然にふれて心を癒されてほしいという思いもあり、今回ツアーを中止することなく実施することとなりました。

<ツアー内容>

体験1:里山カントリーホームで田舎暮らしのお手伝い
体験2:地元の人に教わる里山かかし作り
体験3:里山の棚田で田植え体験
体験4:輪島塗「蔦屋漆器店」さんで「日常で楽しむ輪島塗講座&ランチ」

ツアー日:2泊3日 4月29日(金)〜5月1日(日)
参加費:一人 ¥15,000(移動、食事、宿泊込み)
*能登空港現地集合となります。 
募集締切り:4/22まで

お申し込み先:里山里海アクティビィティ TEL 0768-88-2528

詳細は随時「里山里海アクティビィティ」のほうで情報UP致します。
http://cr.lib.kanazawa-u.ac.jp/activity/

2011-03-28

日常で使う漆器 輪島塗

今日は丸一日快晴。深呼吸をすると新鮮な空気が胸いっぱいに広がりました。

本日は輪島にちょこっとお出掛けです。


行き先は輪島の「蔦屋漆器店」さん。
5月に行うツアーにご協力頂く事となり、その際の段取り等の打ち合わせを行いました。


で、やってしまった...。珠洲から向かう途中、ショートカットっと入った道が大間違い、結果30分遅刻...。感をあてにしてはいけませんね、反省です。

蔦屋さんに伺うの初めてでしたが、女将の大工さんにお会いするのはこれが2回目です。

「お久しぶりですね」

と通してくれた先は素晴らしい空間。ギャラリー兼仕事場で、住居でもあるとのこと。


蔵を改装した空間がギャラリーの一部となっていました。なんと蔵が家の中にあるんですよ!驚きですが、昔から輪島塗の工房は蔵の2階で行うのが普通だそうです。この蔵を囲んで住居スペースがあるのだとか。



なんてセンスのある家なんでしょうか。家の中にあった火鉢と中庭の風景が和を演出してて落ち着きます。


大工さんは輪島塗をもっと身近に感じてもらおうという取り組みで、日常で使う輪島塗のセミナーなどを地元や東京で行っています。飾りとしての漆器ではなく、使う漆器ということで、実際に漆器に料理を乗せて食事をし使ってもらおうという活動。

若い女性にもっと輪島塗の漆器が浸透すれば面白いですね。そういう意味で一緒に料理をし、輪島塗に盛り付け、食べて、洗い方も教わる活動は非常に面白い試みだと思います。

伝統工芸もちょっと視点を変えればとてもおしゃれに見えてきますね。

2011-03-24

田舎で仕事 〜手に職〜

土手につくしが顔を出し始めましたが、なかなか春が来ませんね。人間の体感的にはまだまだ冬だな〜と思う今日このごろ。

先月立ち上げた「すずたま」ですが、からしの営業も大事なのですが、広告ツールのお仕事もメインになっているのが現状です。

仕事の中にウェブやグラフィックデザインを取り入れてるのは、実は頼まれることが非常に多かったからという、なんともごく単純な理由なのです。収入になって地元の人が喜んでくれるので、非常にありがたいことなのですが。

以外に...、IT関連なんて無縁な感じのするここ田舎ですが、ホームページやチラシ、販促ツールの要望が多いのです。ちなみにTenChoはまったく宣伝してないですが、仕事はクチコミが殆ど。

とはいえ、ぶっちゃけTenChoはウェブが苦手です(爆)

これからの広告はウェブの時代や〜!!、と言われている時に紙母体のグラフィックデザインをしていた人間です。ウェブが建築士だとしたら、グラフィックデザインはインテリアデザイナーでしょうか。建築士は使いやすさの中に耐震強度などしっかりとした数字の計算もしますが、インテリアデザイナーは人の心理を読み心地良い空間を演出するのが仕事。


回りくどき書きましたが、そう、TenChoは”数学的なこと”が大っきらいなのです!(笑)

ウェブ構築にHTMLやらCSSやらのプログラムに、はぁ?な感じです。
次はHTML5ですよ!、って言われても、もうやめて〜!な感じであります。

あ、こんな仕事にネガティブな事書いて良いのでしょうか ^^;

大学ではアートのグラフィックデザインを専攻していて、そこで初めてパソコンの中でのデザインに衝撃を受けました。

パソコンの中で絵を書くのは楽しいのですが、例えば輪っかを作りそこに色を塗るなんでもない作業であっても、パソコンの中では難しかったりとやはりソフト操作を覚えるのには時間が掛かります。


なので、結局は独学の世界です!グラフィックデザインの中では技術はあってあたりまえで、センスと作業効率のバランスを問われます。印刷業者との指定ファイル構成のやりとりや、色指定のやりとりなどは現場慣れしてないとなかなか難しいですし...。

話がだいぶマニアックな方に流れましたが、この手の仕事は田舎に向いているんじゃないかなと最近思い始めています。環境的には申し分ないですし、外見的にミスマッチですが、実は高速ネット時代ならすごくマッチしてるんじゃないでしょうか。

手に職を持ってる方は田舎暮らしに向いてるかもしれませんね。



....と、まとめようとしてますが...
「あの〜、TenChoさんホームページいつできんのよぉ!?」
典座さんから電話が来そうなので、ここらへんで失礼いたしま〜す(汗)

2011-03-22

伝統とかぜ

先週末にTenChoが通う里山マイスターの卒業式に出席したときのこと。式終了後に後片付けを手伝っていると、塩王子こと吉田翔くんがいるではないですか。石川県ではもうみなさん知っているあの塩サイダーの生みの親です。翔くんと同じ、かって道の駅の店長だったTenCho、多くを語らなくても不思議と彼とは何か通じるものがあるのです。

久々に翔くんと会ったのですが、その際に隣にいる細身の女性を紹介されました。

「今、塩の映画を作ってるんですが、彼女が監督です」

と翔くん、塩の映画の噂は聞いていたのですが、こんな所で監督さんとお会いできるとは。


彼女の名前は石井かほりさん。映画監督で、日本で数名しか居ない木版染め職人の仕事を追ったドキュメンタリー映画「めぐる」を作られた方です。

そしていま翔くんと一緒に、珠洲の揚げ浜塩田を題材にしたドキュメンタリー映画「ひとにぎり 奥能登400年の塩」を製作中とのこと。

かほりさんとお話しすると、なんと物事を深く冷静に分析されてる方なんだろう、と思わせるほど整理された考えをお持ちの方。

翔くんもかほりさんも奥能登の伝統文化に魅了され、何とかそれを外の世界へ伝えてゆきたいと考えています。それは単なる外への発信ではなく、高齢化、担い手不足などによる伝統の継続が困難となる現代で、記録し、伝える事でその伝統文化の重要性を人々に問うメッセージにしたいのではないでしょうか。

外から吹く風は、そこにある事が当たり前という幻想を吹き飛ばし、新たな息吹を与えます。

「この映画、珠洲で上映してくれますよね?」の問に

「もちろんですよ!」と答えてくれたかほりさん。

楽しみです、早く観てみたい。        

        

2011-03-18

七尾一本杉通り 鳥居醤油店さん

昨日はマイナスの気温だったのに、今日は晴天でポカポカ。なんなんでしょうこの気候の激変ぶりは...。

晴天の中、今日は能登半島の付け根、七尾に行ってきました。能登島で気持ちの良い潮風を浴びながらドライブして、七尾に着いたのが昼過ぎ。なぜわざわざ七尾まで来たかというと、昔ながらの醤油作りで有名な鳥居醤油店の鳥居さんからお電話を頂いた為。以前送った和マスタードをとても気に入ってくれて、お店で置きたいとの有り難いお言葉を頂き早速、鳥居醤油さんへ自らお届けに行ったのでした。

一本杉通りにある鳥居醤油店さん

中は素敵な店内

「この間頂いたマスタードもうないのよ〜、あれ凄く美味しわね!」

鳥居さんにこう言われとっても嬉しい気持ちになってしまいました。奥のリビングでお茶を頂いていると、鳥居さんの数件隣で雑貨屋さんをしているというご夫婦も同席。話が弾み2時間くらいお邪魔してしまいました。店舗に戻るとさっき棚においた和マスタードがもう売れていてびっくり。は、早い。さすが一本杉通り...驚きました。



鳥居さんはつい数日前に醤油の仕込みを終えたそうで、お土産に持っていった大浜大豆の苞納豆を見て「あ〜丁度今日から納豆たべれるのよ!」っ喜んでくれました。納豆菌ってすごく強い菌なので仕込みの間は食べれないそうですね。

店舗の奥が仕込み場。掃除中の鳥居さん。

鳥居さんとお別れし、数件先のさっきの雑貨店の若夫婦が気になったので行ってみました。


雑貨屋「歩らり」さん。なんかすごい店がまいです。歴史ある建物みたいです。今日は店舗改装最終日でお店の中で忙しそうに棚などを移動していました。




お店の中はとっても面白い雑貨がいっぱい。昨年オープンしたお店で、旦那さんのこだわりの品が置いてあります。この店なんかいい感じです!


かわいいデザインのマスキングテープを購入。なんかこのテープなら実用的にいろいろ使えそうで気に入りました。

七尾の一本杉通りって面白いですね。こんな素敵な通りに和マスタードを置かせてもらって本当に良かった〜。
                                                                                                          

2011-03-17

LOVE アボカド!!

先週はぽかぽかで真っ黄っ黄の花粉が飛び交っていたかと思えば、今日は朝玄関開けたら真っ白な世界が広がっています...。

いきなりですが、TenChoはアボカド大好きなのであります。

出会いはアメリカに住んでいたとき。メキシカンレストランで出てきたアボカドペーストのグワカァモレ(Guacamole)に魅了されて以来、メキシカンフードとアボカドの虜となってしまったのです。

以前、友人のキャロラインにアボカドの話をすると

「地元のスーパーで一個¥100で買えるわよ」
「えぇ!!」

と耳を疑ったのですが、実際に言ってみると本当に100円で売っているではないですか!アメリカでも特売で1ドルなのに、毎日100円って珠洲のスーパーすごいな(感動)

というわけでおすすめアボカド料理のご紹介。


大間のマグロ中落ち丼!って言っていいほどトロの味がするアボカド丼です。熟したアボカドの1/4をペーストにして塩コショウ少々、にんにく摩り下ろしを少々入れて混ぜて、残りのアボカドは小さめに角切りにします。全部ペーストにしてもいいですが、食感がほしいので角切りにしたアボカドにペーストを和える程度が黄金比率です。あとは酢飯にのせるだけ。


卵の黄身にわさび醤油を垂らせば、あぁ〜夢ごこち。トロ丼の味です。ペーストににんにくを少し入れてるのでアボカドの青臭さも目立ちません。100円アボカドでコストパフォーマンス抜群!!


アボカドとマスタードのトースト

パンに和マスタードをたっぷり塗って、ハムとアボカドスライス、チーズ、マヨネーズ、ブラックペッパー少々で、アボカドとマスタードのトーストの出来上がり。


マスタードの香りがアクセントになって、アボカドとチーズのクリーミーな食感がたまりません。

アボカドグラタン

最後は熟したアボカドを一旦くりぬいてハムと塩コショウ、にんにく少々、マヨネーズ、和マスタード少々をいれて混ぜ混ぜ後に皮に戻します。最後にとろけるチーズを乗せてオーブンにイン!

チーズに焼き色がつくまで焼く。

 チーズとハムとアボカドがもう...やばい。


4月3日にすずなりの一周年祭があります。その場で和マスタードとアボカドをいっぱい使った「すずたまサンド」を再び販売予定です。前回、売り切れで買えなかった方もぜひお立ち寄りください。今回は森のバターと言われビタミンE豊富なアボカド入でパワーアップしてます。


Hasta Manana ! !  あしたまにあーな!!

2011-03-15

すずたま 商品化プロジェクト第一弾!

今日の珠洲は午前中から雨でちょっと肌寒い一日です。

さて、かなりご報告が遅れましたが昨年の商品開発から約一年(長い!)やっと一つ形になった珠洲の光玉の一つ、川浦からし菜で作った「和マスタード」を陳列してきました。


イベントで販売したものの、あれこれバタバタしていたらその後店舗での扱いが遅れてしまいました(汗)何事も計画書通りには行かないものですね。

しばらくの間は道の駅「すずなり」さんで取り扱ってもらいます。ということで、すみませんがここでしか買えません。というのも、この商品はTenCho一人で作る、まさに手作り感まんまな商品ですので、当然大量生産も出来ません(する予定もないですが...)


この商品は珠洲の川浦地区で昔から自生していた川浦からし菜を、特別に地元農家さんに無肥料、無農薬で栽培してもらい、そのからし菜の種を使って和からしの粒マスタードにしました。

通常市販のマスタードはイエローマスタード(洋がらし)を使うのですが、この粒マスタードは揮発性の強い辛味成分のある在来種のからし菜の種を使っていて、みなさんのイメージする粒マスタードとは全く想像を裏切る味となっています。


使い方は通常の粒マスタードと一緒なサンドイッチやソーセージにももちろん使えますが、パスタや肉料理にも非常に合います。おでんやシュウマイも良いですし、ローストビーフにも非常に合います。おすすめは簡単からしマヨです。主な使い方はお店にある「使い方いろいろ」のメモを参考にしてください。

早急にすずたまのホームページを作り商品ページも用意したいのですが、もう少し時間がかかりそうです。

道の駅すずなりにて販売していますし、お取り寄せもすずなりにてお願い致します。

道の駅すずなり
TEL: 0768-82-4688  FAX: 0768-82-6360  
 地図などの詳細はコチラ



一瓶70グラムで¥500で販売しています。70グラムだと結構長く使えますよ〜。

  

2011-03-10

ふぇいす ぶっく

あ〜やっと春がくるな〜と思っていたら、強風、雨、雷、雪!.....あ〜寒いっ!

ただ、春が待ち遠しいって思えるって気持ち、自然の中で暮らしてるな〜と思ったりするのですが。

20代で億万長者、映画化、政権崩壊などなど「フェイスブック」なるものが世界規模でここ最近話題になっている様子。と、いうことでTenChoも早速いじってみた。


で、登録にメールアドレスを入力すると...

「そのアドレスはすでに使われています」

????

あっ!
思い出した、3,4年前に登録してた!(汗)

当時は存在すらあまりメジャーじゃなかったのか、友人の誘いで登録したものの何もいじらず放置状態だったのです....。

で、今回はちゃんとプロフィールに本人画像を貼って、個人情報も少し入力。使い出すと数年前は探せなかった人達が出るわ出るわ。

結果あっと言う間に6年前まで住んでいたカリフォルニアの友達のほとんどと繋がってしまった。ここで改めてフェイスブックの凄さをいまさらながら実感(遅い...)

メールアドレスは知っていてもなかなかきっかけなしには連絡しづらいものですが、フェイスブックだと気遣いせずに情報共有できるんです。

みんな写真を共有してたりして、今の生活の近況がわかったりして楽しい。子どもが大きくなっていてびっくりしたり、当時とは違う場所に住んでいる人がいたり。みんなの人生のその後をチラッと見れるのがなんだか嬉しいのです。

「いま何してるの?」
「日本にいるの?」
「元気か!?」
「韓国に帰る途中に日本に寄るから会おう!」
「今度珠洲に遊びに行きたい!」

などなど

みんなからメッセージが届きました。

懐かしの友人たちとのふれあいに寒さも吹き飛んで行きました。

2011-03-05

お届け日和

今日は朝から次々と配達が我が家に...。


1個目「鳥居醤油」さんから

前から鳥居さんは存じていたのですが、この間始めて七尾の鳥居醤油店に行きました。その際に和マスタードの話になり、出来上がったものを贈ったのですがそのお返しに鳥居さんからお醤油セットを今日頂きました。能登では定番「The物々交換」(笑)

鳥居醤油さんは昔ながらの製法で無添加の醤油を作られているお醤油屋さん。店も驚くほど素敵でした。

2個目はシンガポールから

って、これは自分で頼んだコンタクトレンズです...。

3個目はコラソンからエレクトラ通信創刊号。

グラサンのおねーさんがどーん!


ん!?んーーーっ!!
「珠洲ツ〜」の文字がぁ!!
「珠洲でサイクリング〜」&集合写真も!

あっ!モデルのK.Nさんが!

そのK.Nさんの脇にある撮影で使われたオレンジのエレクトラは我が家にも一時期保管されていました。話には聞いてたけど今日はじめて写真見た(笑)

今日はたくさんのお届け物が届いたお届け日和でした。


2011-03-01

珠洲は良いとこ、一度はおいで〜!

本日日本最大の中古物件サイト「オウチーノ」の田舎暮らしオウチーノに珠洲市が紹介されました!

こちら http://www.o-uccino.jp/inaka/tabi/vol_001_suzu.cfm

オウチーノのリンクからこのブログまで来た方は初めまして!

珠洲(すずと読みます)はこんなとこです↓

青い空、緑の大地

祭り命!な人々

のどかな田園風景

美味しいものはみんなで

薪割りも大事な仕事

優しい海風に触れてサイクリング

涙腺がうるむ夕日

変わった熱い人々?

仲間がいっぱい!!

羽田から能登まで飛行機でたった一時間、珠洲まで車で50分。
近いっ!!

ぜひ一度遊びに来てくださ〜い